Chill MUSICA

Chill MUSICA / うた / Americano

Americano

朝のホーム 片手に Americano スリーブの熱が まだ指に残る 眠気よりも ビルの影が深い 誰かの昨日を すれ違いに聴く ミルクも砂糖もいらない 苦味がいい 昨日の言い訳 コーヒーが洗う カウンター越しの silence, 「また来ます」も言わずにドアが鳴る 映えるグラスと違って 無骨なステンレス まっすぐだけど どこか頼りない 都会に馴染む透明な味 ほんとは少し 甘さが欲しかった
Steam in the air, fading like time Footsteps echo down a caffeine line Bittersweet truths I never said Still linger warm inside this cup of red
Americano in my hand 冷めてもまだ 消えない温度 無口なままの good-bye 吐いた湯気に 答えはない Americano in my chest 誰にも見せない 深い色 今日もまた歩き出す 都会の風に まぎれてく
昼下がりの corner seat ノイズ混じりのジャズが薄く流れる トレイに置かれた黒い海 それだけで、今日の全部が整う 苦味が好きだと笑った君 思い出すたび、すこし甘くなる アイスにして飲む午後もあったね 今はホットで胸にしみるだけ スマホ越しの既読も届かない この香りだけが時間を止める 「忙しいだけ」って自分に言い聞かせ ストローじゃ届かない深さに沈む
Sipping silence in a crowded street Bitter notes where hearts used to meet Your name dissolves with every sip Still, I hold it to my lips
Americano in my hand 冷めてもまだ 消えない温度 静かなさよならだけ グラスの底に 残ってる Americano in my chest 誰にも見せない 深い色 ひとくち分の強がりで 次の駅まで 乗り過ごす
夜の街角 看板の照明 無言のまま 誰かを待つベンチ 紙コップの底に映るネオン それが答えでも構わない 溶けきらない苦味のように 君の言葉が胸に残る さよならの代わりに残した silence 二人で過ごしたカフェの温度 持ち歩ける思い出のように 蓋を閉めて歩き出すだけ またどこかの街でふと 同じ香りに足が止まるかもね
Every sip feels like a memory You and me, and what we couldn't be The city's loud, but you're the quiet part Still brewing deep inside my heart
Americano in my hand 冷めてもまだ 消えない温度 言葉にならない想いを カフェインに溶かして Americano in my chest 誰にも見せない 深い色 この都会の片隅で 今日も一人 美しく在る