Chill MUSICA

Chill MUSICA / うた / 生きてるタルト

生きてるタルト

夜の机に ノートを開く 心臓が 少しだけ速い
ペンを走らす インクの匂い コーヒー 2杯目の湯気 言葉ひとつ 書いては消して 君に 届くだろうか 午前3時 窓の向こう 街灯だけが 起きている 鍵盤そっと 押してみる Cの音が 部屋を撫でる
ドキドキ ドキドキ 紙の上で 脈打つ ドキドキ ドキドキ 君宛の 手紙
生きてるタルト 崩れやすい朝 焼きたての言葉 まだ湯気の中 甘いのか 苦いのか 分からないまま 君へと 差し出している
消しゴムのかす 指先に 何度目だろう この一行 届かない気がして でも書くのを やめられない 画面の向こうで 誰かが上手い 正しい答えが 溢れている 俺の言葉は 拙いまま それでも これは 俺のタルト
ドキドキ ドキドキ 孤独な夜に 脈打つ ドキドキ ドキドキ 君宛の 手紙
生きてるタルト 崩れやすい夜 焼きたての言葉 まだ湯気の中 甘いのか 苦いのか 分からないまま 君へと 差し出している
朝焼けが カーテンを染めて タルトのふちが 金色に光る 書き終えた便箋 三枚分 封をして 息を吐く la、la、la la、la、la la、la、la ここに 在る
生きてるタルト 崩れてもいい 焼きたての言葉 湯気のまま届け 甘くても 苦くても ぜんぶ込みで 君へと 差し出している 生きてるタルト 今日もひとつ 焼きたての言葉 まだ湯気の中 甘いのか 苦いのか 分からないまま それでも これは 君への手紙
生きてるタルト 君への手紙