KADENA, OKINAWA
青空を背景にしたカリーナウォーターのボトル2本
KADENA / 500ml

カリーナウォーター

中身は、ただの水。
変えたのは、意味だけ。

嘉手納町は縁起が良い(カリー)土地(ナ)
OKINAWA KADENA WATER / 500ml

この町の人は、「何もない」と言う

STORY

82%

嘉手納町の面積15.12km²のうち、米軍嘉手納基地が占める割合(約)

基地を引くと、行政区域はおよそ2.72km²。
だから町の人は、よくこう言う。「嘉手納には、何もない」

でも、掘ってみると逆だった。この町は、物語が多すぎるくらいある。 伝説も、産業も、鉄道も、賑わいも、たしかにあった。

戦後の復興と開発のなかで、風景と場所が置き換わっただけだ。
「何もない」のではなく、見えなくなっているだけ。

嘉手納の空とカリーナウォーター

見えなくなっているだけの、断片

FRAGMENTS

拾って、並べて、
もう一度
見える形にする

  • 01

    屋良ムルチの大蛇伝説

    池に棲んでいたとされる大蛇の話。町に残る、いちばん古い物語のひとつ。

  • 02

    野國總管と、甘藷

    沖縄にいもを持ち帰った人物。嘉手納は、甘藷発祥の地とされている。

  • 03

    比謝川と、精糖工場

    水運と製糖。川のまわりに、かつて産業の中心があった。

  • 04

    比謝川の、鯉のぼり

    川の上を泳ぐ鯉のぼり。いまも続く、町の春の景色。

  • 05

    軽便鉄道の、終点

    戦前、線路はこの町で終わっていた。人と物が集まる理由があった。

  • 06

    嘉手納ロータリーの賑わい

    映画館、銭湯、市場。人が流れ込んでいた時代の中心地。

これだけあるのに、日常の視界から消えている。
なら、日常のほうに置きにいけばいい。

「嘉手納」という名前の、由来をたどる

THE NAME

水そのものを、新しくしたわけではない。
新しくしたのは、水にのせた意味のほう。

※「カリー=縁起が良い」「ナ=土地」の説は、地元報道(琉球朝日放送ほか)でも紹介されています。

町の断片を、記号にして敷き詰める

LABEL

長い説明は、読まれない。
けれど記号を見ると、記憶の引き出しが開く。

大蛇。紅いも。鉄道。鯉のぼり。橋。ロータリー。エイサー。ハンバーガー。 町にあるもの・あったものを、ひとつずつピクトグラムに変えて、ラベル一面に並べた。

名所をひとつ大きく見せるのではなく、小さいものを数で並べる。 そうすると「この町には、こんなにあった」が一目で伝わる。

観光パンフレットより、日用品のほうが接触回数が多い。
だからパンフレットではなく、ラベルにした。

デザイン:大城直也(デザインイノベーションおきなわ/GUPPY)

嘉手納のモチーフをピクトグラムで敷き詰めたカリーナウォーターのラベル

いちばん届けたかったのは、冷蔵庫の中

FOR WHOM

地元に愛されるものが、
外からも愛される

沖縄の海を背にしたカリーナウォーター
  • FIRST

    まず、町の人へ

    観光は外向きの事業に見えるけれど、順番は逆だと思っている。
    町の人が日常で手に取って、ふと「嘉手納って悪くないな」と思える。その一回をつくりたかった。

    お土産になることより、町のアイコンになること。

  • SECOND

    つぎに、訪れた人へ

    説明されなくても、ラベルを見れば町の輪郭がわかる。
    持ち帰った先で「これ嘉手納のやつなんだよ」と、ちょっと自慢できる。

    自慢できる形にしておくのは、つくる側の仕事。

  • AND

    そして、日常の中へ

    一回きりの感動ではなく、何度も触れられること。
    冷蔵庫、会議室、差し入れ、イベントの受付。そういう場所に置かれ続けるほうが効く。

    町のインフラみたいな存在になれたらいい。

言葉だけが、町に残った

AFTER

「あの水の名前にもなっている、
“カリーナ”って言葉が良いんじゃない?」

— 町内の会合で、名前を決める話をしていたときに

言ったのは、この水を企画した人間を知らないはずの方だった。 それでも「カリーナ」が、名前の候補として当たり前のように会話に出てくる。

その後、町の取り組みやTシャツ、発信のなかでも「カリーナ」という言葉を見かけるようになった。 もともと地域で使われていたのかもしれないし、そこは正確にはわからない。

ただ少なくともいま、この言葉は嘉手納の中で生きている。
つくり手の名前を離れて、誰かの口から自然に出てくる。 そこまでいけば、企画はもう個人のものではなくなって、町のものになる。

よくあるご質問

Q & A

「嘉手納」の地名の由来にある説のひとつを、そのまま名前にしています。沖縄のことばで縁起の良さを表す「カリー」と、土地を指す「ナ」。つまり「縁起が良い土地」です。ただし地名の由来は公式には定かではなく、諸説あります。この商品は「諸説ある」と明記したうえで、町がいちばん受け取りたい一説を選んで提示する、という企画です。

手に取ったときに、町のことを思い出すかどうかがちがいます。使える土地が少なく、名産をつくりにくい町にとって、いちばん早く始められる名産は「意味」でした。飲み終わったあとに残るのは味の記憶ではなく、町の名前の由来と、ラベルに並んだ風景です。そこを狙っています。

大蛇伝説、紅いも、軽便鉄道、鯉のぼり、橋、ロータリー、エイサー、ハンバーガーなど、嘉手納にあるもの・あったものをピクトグラムにして敷き詰めています。文字で説明するのではなく記号で見せることで、読まなくても記憶の引き出しが開くことを狙いました。デザインは大城直也さん(デザインイノベーションおきなわ/GUPPY)です。

半分はそうですが、本命は町の人です。地元に愛されるものは、外から来た人にも愛される——そう考えているので、まず町の人が日常で手に取れることを優先しました。いちばん届いてほしかったのは、観光施設の棚ではなく、町の家の冷蔵庫の中です。

嘉手納町観光協会(道の駅かでな1F)で取り扱っています。在庫や取り扱い状況は時期によって変わるため、お出かけ前にお問い合わせください。

名称
ミネラルウォーター
内容量
500ml
企画・プロデュース
黒川然(嘉手納町観光協会 在籍時)
取扱
嘉手納町観光協会(道の駅かでな1F)

FILLING  0%

カリーナウォーター、できあがり。

水は変えていない。詰めたのは、ここまでの物語のほう。

お求めは、嘉手納町観光協会へ

WHERE TO BUY

一般社団法人 嘉手納町観光協会

道の駅かでな 1F TEL 098-989-5353 平日 9:00〜17:00(土日祝 休み)
嘉手納町観光協会のサイトへ

在庫・価格・お取り扱い状況は時期によって変わります。お出かけ前にお問い合わせください。