沖縄移住【実録】失敗・挫折・ホームシックいろいろ味わった7年間


沖縄移住 失敗と挫折と後悔、結果的によかったと思える7年目の現実を書きました。
家族6人奥さんと子ども達と「埼玉」から「沖縄移住」した結果

それは30代僕のチャレンジだった

沖縄移住を決意してから約1年で「沖縄移住」にチャレンジしました。
その当時の背景などを自分なりに考察していきたいと思います。

沖縄移住を考えている方への参考資料になればいいな〜

NARU

はじめまして、「NARU」と申します。
奥さんと子どもが4名(男2女2)と暮らしています。
この6名がどのように沖縄に辿り着いたのかをご説明していきます


▼沖縄移住に関する僕の失敗や成功の経験談は▼

まず当時の現状

僕は30代前半、東京での”仕事“と”生活“において
お金“も”希望“も持てないようなそんな毎日をバタバタと生きていました。

子どもがまだ小さかったのでお金はまだそんなにかからなかったと記憶してます。
それが唯一の救いでした

当時の状況
  • 貯金はほとんどなかった
  • 借金も多少
  • 生活を助けてくれる親戚などもとくにいない
  • フリーランスで仕事をしていた


なぜ沖縄に移住しようと思ったのか

冒頭にも書きましたが、関東での”生活に希望“を持てなくなったのが正直なところです。
僕は元々サラリーマンをへてフリーランスから独立したということもあり、意外と自由に暮らしてました。

というのも、一番下の子が、0歳の時に大病をし数ヶ月入院生活が始まり、妻は病院に寝泊り、他の子の世話は僕がやっていくということになったりしたので、サラリーマンでしたら、完全にドン詰まり状態でしたが、なんとか、フリーランス(小規模起業)として生活費をなんとかしていたので苦難を乗り越える事ができ、末っ子も元気に回復する事ができました。

それでも、

生活費の面や子どもの生活環境の面でも、なんとかしたいなーと思っておりました。
また、仕事面でも「ちょっとキツイなと思う出来事もチラホラあり

そうだ「環境を変えよう!」と思い立ったのです。

僕は東京生まれでしたが、その時点では一ミリも東京に未練はありませんでした。

沖縄移住を決めてから

いざ「沖縄移住」するぞ!と決めてから、僕は何度か沖縄に下見に来ました。

当時東京で組んでいたバンドで、沖縄ツアー組んでライブツアーと言いつつ個人的には沖縄移住の下見第一弾と思っていました。

特に売れているわけでもないバンドでしたが、もともと、沖縄の人と縁がありバンド仲間や関係者がいましたので、その方達にお世話になりっぱなしです。

ライブの為に来た沖縄とはいえ、ツアーから帰る飛行機の中で、やっぱり「沖縄移住するぞ!」わりと本気で思えるようになりました。(多分この時に最初の決断をいたしました。)


次の年の6月23日 沖縄の慰霊の日に合わせて家族みんなで沖縄を旅行に来ました。
リゾートは一切なく、戦跡やガマを回ったり、慰霊の日には平和記念公園へ行き、「沖縄をもっと知ろう」という気持ちで、家族といろんな所を巡りました。

まだ、具体的に家族には「移住したい」とは伝えておりませんでしたが・・・
まあ、この頃には気がついていたのかなぁなんて思います。

その年の12月に妻に「沖縄移住」したいから物件探してくるよ!と話、一週間ほど沖縄を一人でまわりました。

沖縄の友達に当時不動産屋で働いている人がいて、いろいろと案内してもらいながらあちこちの街を案内してもらった。

その時に決めたのが、「恩納村」がいいわ〜
という結論でした。海が見えるし、田舎だし、気持ちもゆったりできそうだ!と

あさはかな思考で・・・

沖縄滞在中に恩納村で 3LDKの3階角部屋、月52,000円 駐車場2台付きという「これだ!」って思える物件を見つけた。(ネットで)早速、不動産屋さんに行き、内見をし、「ほぼ決定!」と決めていました。

ポイント。まずは沖縄に行って雰囲気を掴む!
いつも予約しているサイトより航空券が安いかもしれませんので一度チェックしてみて下さい。→ 旅行も出張も、もっと便利に【エアトリ国内ツアー】

賃貸の交渉と保証人問題

そうと決まれば、とんとん拍子に沖縄移住の波が押し寄せる我が家で引越しは、それはもう大変で、子どもは小さくて、小さくて、何を持っていこうか? 何を捨てようか? 何をリサイクルに出そうか?

年明けからバタバタしておりました。

3月の春休みのタイミングで「沖縄に移住するぞ!」となり沖縄で見つけた3LDKの3階角部屋、月52,000円 駐車場2台付きの物件を押さえようと思い交渉しました。

多分なかなか入居されないだろうなと思っていたのですが、万が一が起きたらこまるので2月から契約することにしました。電話で契約の手続きをしていきました。

といっても、契約書を送ってもらい、それに捺印したり必要な書類を取りに行ったりしながら、返送する感じでした。親に保証人になってもらったので親の書類も必要だったのでまだ関東にいてよかったなぁと思いました。

沖縄で賃貸を借りる時はまだ保証人などを立てないとダメだったりするので、直筆のサインなどが必要になってくるので、僕みたいに親に保証人になってもらうような時は書類のやりとりがちょっと大変です。


移住費用は大体このくらいだった

実際に「沖縄移住」するのに僕たち家族はどのくらい費用が掛かったのか解説していきたいと思います。

当時の状況
  • 子どもはまだ小さかった、一番下が2歳、一番上が小4
  • 荷物はそんなに多くなかった
  • 家具もあまり持っていなかった
  • 僕の音楽機材が一番多かった
  • 引越し業者には頼まない選択をした。なぜならダンボールに詰めて送ることができるのと、ワンボックスカーをそのまま持っていくので大きなダイニングテーブルなどは車に乗せて移住するから
  • 引越しまでに時間があまりなく、引越しの見積もりがとんでもない額だったから

そんなかんじで、というか、いつも引っ越しは自分たちでばーっとやってしまっていたので、隣町に引っ越すような感覚でいたのは間違いないかもしれません。

沖縄移住でかかった費用を↓にまとめてありますので、そちらもご覧ください。

沖縄移住 費用【大公開】○○万円で埼玉から沖縄へ6人家族で引越しました!

動画もありますのでぜひ^^↓


住む場所の決め方

先ほども書きましたが、どんな場所に住むか?、いったい、どんな物件があるのか?

などなど、わからない事だらけですよね。。目的によって住む場所はだいぶ変わってくると思います。「学校のため」「仕事のため」「沖縄が好き」などなど

実際に移住する時は、何度か下見をするとすこしは土地勘とかつくかもしれません。
僕は、「恩納村や読谷村に住む!」としか決めていなかったので、名護市、うるま市、沖縄市、の存在すらあまり理解していませんでした。

沖縄移住を考えている方へざっくり書くと、

那覇市、浦添市、宜野湾市、周辺はやっぱり都会な感じです。
中城、北中城村は丘の上にあり結構高級な雰囲気あります。

南部の方は観光スポットや商業施設が多くなってます。
先ほど出た、名護市は北部と呼ばれる地域です。自然が大好きな方は名護市より北に住むと他の医師と思います。

うるま市や沖縄市は沖縄のベッドタウンという感じです。

職場をどこにするかによっても、住む場所が変わってきます。なんせ沖縄は車社会で、渋滞スポットに入ると全く動かないので、そこらへんも考慮しながら住む場所を考えると良いのかなと思います。

実際知り合いなんかも、うるま市から那覇にお仕事で通勤しているような方も多いです。
空いていて車で30分、渋滞時間ですと1時間30分くらいかかる場合もあります。

住む場所についても記事がありますので、ご覧ください

各地域の相場感なども記載してますので、参考にしていただければと思います。

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沖縄移住の良かった事

沖縄移住が失敗したという事をよく聞きます。移住する前もそのような話をいくつか聞いていましたし、沖縄の友達からもあんまりボジティブな意見は聞かなかったのですが、

それよりも何よりも「行ってみなくちゃわからない」という気持ちが大きかったので
僕は、「沖縄移住」できて良かったです。

沖縄に移住をして1ヶ月でも住めたらそれはチャレンジ成功なんじゃないかなと思ったりします。

僕にとっての沖縄はメリットだらけでした。

動画もあります。

沖縄に移住して不便な事や困ること デメリット

確かに移住してから、不便なことや、困った事があります。正直こちらも驚きの連続でした。
困った事や不便な事などまとめた記事はこちらになります↓。

動画もあります。

沖縄に移住してビックリした事

沖縄移住をはたしてから、「ビックリ」と「カルチャーショック」の連続です。
もう面白くて、それも含めてよかったなぁという感じです。

子どもたちが突然、沖縄スラングを使い出すしたり、道でヤシの木の果実が飛んできたり・・・


仕事について 僕がとった行動

沖縄移住後、2年間は自宅や車で30分ほどのカフェなどで、仕事をしていました。

しかし、仕事と生活の両立がうまく出来なくて、どんどん心も体も落ちこんでしまいましたなんとか立ち直ろうと思い、外で働くことを決意!!

いざ、外で働こうとすると、結構ハードな事態に巻き込まれたり・・・
お仕事にまつわるびっくりした事↓

Photoshop使える人募集の張り紙があったので電話したら・・・

web関係の会社かと思いきや、不動産系の会社で、一から自社のホームページを作って欲しいという条件でした。

ところがある程度作った後、突然フリーランスとして、ここの事務所つかわないか?と言われ、

場所代月〇万円です、、、みたいな、秒速で辞めました。

フリーペーパーで見つけたIT系のお仕事入ってみると・・・

ロケーション最高の場所にあるIT系の会社、入ってみると、そこは出会い系のサイト制作でした。
それは別に良かったのですが、またまた、一週間すると、

「新しく優秀な方が入るから、今から荷物まとめて帰ってください」というシリコンバレーに出てきそうな感じで解雇されました。

気持ちのやり場が見つからなくて、そのままギターを弾いて曲を作りましたw

現在は、たまたまのご縁(知り合いの知り合い(繋がりってやつ))で入った中小企業で働いています。webの更新やSNSの発信、EC業務などをやっています。(2021年10月退社以後フリーランスに戻る)

本当にこの会社に出会えて、僕は拾われたな〜と、居てもいいんだここに!と思えてます。
この会社に出会えていなかったら、もしかするともうすでに沖縄にいなかったかもしれませんね。。

こんなはずじゃなかった沖縄移住

移住してまもない頃はウキウキドキドキだらけで楽しかったのですが、半年から1年くらいすると?
いろんなところに「あれ?」が出てきます。

学校行事やパートで奥さんがなんだか充実しているように見える

気がついたら僕はひとりぼっち、、
お仕事のクライアントさんや カフェやコンビニの店員さんとしかコミュニケーションを交わせない日々(奥さんとは話す)、これが一番移住後で辛かった体験です。

奥さんや子ども達は、たちまち地域に馴染んで溶け込んで行ってしまい(とっても素敵なことなんですが)一人、部屋で仕事をする日々になってしまい、どんどん気分が晴れずに、もやもやしていました。

学校のPTAや地域の方々との飲み会なども参加しますが、話が会う方もいなく、話を聞いてくれる方もいなく、とっても辛い思いをしました。

そんな時に上記でも書いた、地元の中小企業で働くというのが僕のを救いだしてくれました。
沖縄の事をもっと知ることができ、知り合いや話を聞きたいといってくれる人も現れました。
本当によかったなぁと思う出来事です。


2年目に本気で東京に帰ろうと思った

仕事や自分の親の様子を伺いに年に数回は東京に行っていたのですが海も、山も、沖縄の道も見ているのがなんとも辛くなり、

もう、「東京に帰らない」と奥さんに言ってましたことがあります(自分が沖縄行こう!と言ったくせに。。。)

自分でやれることが全然見つかっていなかった事もあって、どこか別のところが自分の場所なんじゃないか?とそんな風に思っていました。

先程の僕はひとりぼっち時代の頃です。

そんな時は、サカナクションのgoodbyeが僕の心に響きもう少し頑張ろうと励ましてくれました。

六畳の部屋が僕の作業部屋だったのですが、「一体ここはどこなんだろう?」部屋の外は沖縄なんだろうけど、「この空間はまるでどこか別のところなんじゃないか?」なんて

映画のトランジション撮影の中にいるような謎の感覚でした。

とにかく夫婦二人だけで子育て

頼れる大人がいないかった。

24歳の時1人目が生まれてから、僕たち夫婦は子どもにまつわる全ての事を2人でやってきました。

(ごめん、ほとんど奥さんに負担かかってた。ありがとうございます)

なので、僕たちが病気をした時など本当に大変でしたもちろん、それは沖縄に来ても、、

家族と向き合えた事

沖縄に移住して特に変わったことは、家族と一緒にいる時間がすごく増えた。
仕事でのコミュニケーションややりがいを見つける事ができ、心も安定してきました。残業もそんなにあるような仕事でもないので家族と一緒にいる時間がものすごく増えました。

特に、奥さんとの時間が増え、休日はカフェに行ったり、海でシュノーケルしたり、

一緒に何かをするって本当に幸せな事だなって思います。

向き合える時間が増えたので移住直後から1-2年は、逆にいろいろなアラがお互いに見えて離婚の危機など何度も経験しましたが、なんとか乗り越えて今に至ります。

お互いの価値観や思いのすり合わせや共有ってゆっくり時間をかけないと難しいのかも知れませんね。

沖縄になじむコツ

沖縄に溶け込む事が一番大事、繋がりが沖縄では最重要。

実際「だれだれ(沖縄の人)」と「なになに(職場が一緒だった)」をした事がある、というだけで、信頼度がグンと上がります。

移住当初は家に引きこもっていたので、全く地元の人と交流をしませんでしたが、

徐々に学校行事などに出ていき、参加しているうちに、「ここにいてもいいのかな?」という雰囲気が出てきたりします。

例えば、車が壊れたりする時、「うわー終わった・・・」って気持ちになりますネットでいくら車屋さんを探してもなんだかよくわからなかったりしますが、思い切って少し仲良くなった地元の人に相談したりすると、車屋さんを紹介してくださったりして、「だれだれの知り合いなら、安くしとくさー」なんて事も実際にありました。

うちの奥さんもとある役場で臨時職員をした事もあります。
それも繋がりから生まれた仕事です。

繋がりは大切に築いていきたいなと改めて思います。

沖縄移住で必要なスキル

僕が移住してみて分かったことは、地元の人と接点を持つことが一番大事。

やりたいことがあって、沖縄にくるなら尚更ですね。

というか、正直なんのスキルも入りません。沖縄に住みたいと思って、行動し住むことができるこれだけで、結構凄いチャレンジです。

「行ってみたいな」と妄想し「情報収集して挫折」そんな経験もある方もいるかもしれません。

一週間でも一ヶ月でも沖縄に来て一度感じる事が結構大切だなって思います。
やっぱ合わないなと思えばまた別の場所を探せばいいだけですし、元の場所に帰ったっていいと思います。実際沖縄に来る前に前住んでいた場所で沖縄から出戻った夫婦の話を聞いた事もありました。

実際に引っ越してみるというのが挑戦だしチャレンジだと思います。
別にそれは、沖縄でなくても良いと思いますし、ご自身の今生きている場所をもう少しだけ好きになれば、どこで生きていてもそれはステキな事なんだと思います。

移住に失敗したとしても、移住に踏み切れなかったとしても、
全てがチャンスでありチャレンジの始まりだと思います。

まずは沖縄に遊びに来て、気候や雰囲気を体感してみてください〜。


▼沖縄移住に関する僕の失敗や成功の経験談は▼

最後に

僕にとっては今回沖縄に移住する事ができ、7年目を迎える事ができて本当に大きな転機でした。
新しいステージが始まったって感じです。

こんなチャレンジを家族でできた事が僕たち夫婦を大きくしてきました。
たぶんこれからもいろんな事がおきますが、前向きにチャレンジしていこうと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
そしてすこしでもあなたの沖縄移住の参考になれれば嬉しいです。

最後までありがとうございました。